2008年01月04日

あ と が き

 小生の45年の半生  ( 反省 ) をモデルに小説として纏めてみました。イメージ 1

 忘れ掛けていた記憶を本に乱雑に描いた物語にお付き合い頂きましてありがとう御座いました。
 
 早晩続編を残したいとは思います。

               敬具

        

                  石君より
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2008年01月03日

信     心

 前川福太郎を後援会長に迎え、石は精力的に品川区で活動をしいていた。その矢先に、石の経済活動を支えていた、栗山が突如失踪してしまう。決戦まであと2ヶ月と迫っていた時だけに、石のショックは隠せなかった、石は悩んでいた、こんな状況を招いてしまったのは、他でもない自分自身だ!これ以上自分本位で邁進すれば協力して下さっている方々へもご迷惑をお掛けするのは石の目には明白であった。石はそんな悩みと過度の疲労から倒れてしまい、医師の診察を受けた結果、肝臓の機能低下を指摘され入院するよう求められていた、石は本当に悩んだ!倒れてもやるべきか?それとも今回は潔く身を引くべきか?悩んで悩んで悩んだ挙句、石は決断した、
 「 前川会長、申し訳御座いません! 」
 前川福太郎は、
 「 体が悪いのでは仕方がない、良くなってまたチャレンジすればいい! 」
 そう言って、石を庇ってくれた。石は前川や親身に心配してくれた舞の優しさに感動しその思いに心から感謝していた。他にもお世話になっていた後援者の方々に心から謝罪の手紙を宛て、“ 回復の後、再度挑戦し当選した暁には必ず参上いたします ” と、文面を副えた.....。

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 体調が回復しても石は苦しみ悩んでいた。
 『 何故栗山は裏切ったのか?どうしてここで一人悩んでいるのか? 』
 日々悩む日が続いた。来る日も来る日も悩み苦しみ、石はいつしか家に閉じこもりだれとも会わなくなっていた!石は京浜蒲田の末広食堂で先輩の馬路と話していた中学生時代の事を思い出していた、
 『 宇宙には果てがない!、人間はまた生まれ変わってくる、だから好きなことをしていい!』
 だが?
 『 人間はどうして生まれてくるのか?どうして俺だけがこんな目に遭っているのか? 』
 石は自分に自信がなくなり、悲観悲観の毎日を過ごしていた。石は真剣に死ぬことを考えた。そんなある日、石はとてつもない苦しみに襲われる、そして3日3晩の間、のた打ち回った挙句、とうとう懺悔して!
 「 神様!仏様!ご先祖様!助けてください!もう悪いことは致しません!御願いいたします!!助けてください!! 」
 と、何度も大声を上げて泣き叫び!そのまま平伏せて倒れてしまった、25時間位たって目が覚めると、石はまるでサウナで汗をかいたようにさっぱりとしていて、とてもすがすがしい気持ちになっていた!その時、石の携帯がなり、石が携帯を取ると、女優の横田エミコだった、エミコは、
 「 どう、あんた大丈夫?仲間みんなで、あんたのこと祈ってたんだよ!! 」イメージ 4
 横田とは2年程前、横浜中華街の中国料理店天台天で日大中学の仲間、伴野の紹介で知り合っていた、横田は創学教会の会員で石に会員になることを会った当時から勧めていた。
 「 えっ、ほんとに? 」
 石は、不思議な気持ちだった、疲れきって深い眠りに入っている時不思議に、
 『 南無妙法蓮華経 』
 と聞こえていたのです!
 後日石は横田から勤行要典と数珠を渡され、
 「 毎朝五座三座と勤行しなさい、必ず良くなっていくから! 」
 石は横田の言うとおり毎朝東に向かって五座三座と勤行をした、すると石の周りに言葉では言い顕せない不思議な事が起りはじめていた、石は1ヶ月たって横田に、
 「 信濃町に連れて行ってもらえるかな? 」
 石は創学教会の本部がある信濃町へ行き、唱題行 ( 南無妙法蓮華経を唱えても ) をしても自分に変化が現れなかったら、信じるのを止めよう、そう思って横田と横田の友人の松本と一緒に会場に入った、そこは全国から集まった会員が一斉に唱題行に望んでいる姿があった!石は胸が震えるのを覚えた。
 『 凄いな!! 』
 石は一番前の席に座り、数珠を手に持ち両手を合わせて題目を唱え出した。会場の大音声に溶け込むのにそう時間はかからなかった、石は気ずくと滂沱の涙を流していた!何なんだ?これはいったい何なんだ?.....。

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 「 どう、入会しなさい!! 」
 石が無言で決めかねていると、横田と松本はいらいらしながら迫っていた、
 「 あんたも根性ないわね! 」
 レストランを出て二人が階段をソクソクと降り出した時、イメージ 3
 「 分かった、入ります、やります!! 」
 「 ええ!ほんと。よかった〜 」
 3人は思い思いに泣いていた!
 平成14年 11月30日、渋谷区幡ヶ谷の創学教会平和会館で石は、日蓮大聖人が人類救済に残された三大秘法の大御本尊様を拝受した。石は心に誓った、
 『 こらからは、世界が祖国。人類の幸福と世界平和のために生き抜く 』と。
 石は生まれ変わった自分自身の使命を、心の底から感じていた。
posted by 石君 at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説、石君 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

セカンドステージ

 今田は、2回目の都議選チャレンジに精力的に活動していた、今田と石は同じ青空党公認で戦ったいわば歴戦の同志だった、
 「 今田さん、無所属で戦うんですか? 」
 今田は、民自党の東京第3区総支部長の松岡 仁の事務局長をしていたが、性格の不一致からか、松岡と離れて単独で次期都議会選挙に向け活動していた、
 「 ええ、無所属でやります!! 」
 選挙を半年後に控え、今田にとって朝の街頭活動をはじめ後援会活動に余念のない時期でした。石は続けた、
 「 今田さん申し訳ないが、次の都議選を品川から出馬しようと思っている! 」
 「 えっ、何でまた? 」
 石には特別な理由はなかった、ただ死んだ新田の影を追っていた、
 「 新田と歩いた、大田区は前回歩いたから、今度は品川を歩きたいんです! 」
 今田は、石の応援を期待していただけにシヨックを隠せなかった。
 「 それはないでしょう! 」
 今田と石はそれが原因でしばらくの間交際が途絶えた。石は人生の羅針盤を失っていた、そんな時、不思議なことに新たな後援者を迎えようとしていた。

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                                    知子さん

青空党の同志、阿川も次期都議会選挙に備えていた、石はそんな阿川の後援会の社長が所有するビルでスナックを経営していた、香港人ママ、キャスリンと知り合う、石はしばしば阿川と、世田谷区下馬で道路工事会社の専務をしている友人、深田を伴ってキャスリンの店に飲みに行っていた、キャスリンは香港の海運王の愛人だった女性で、阿川の後援会の社長の計らいで店を経営していた。石はキャスリンの紹介で横尾秀雄の長女、知子と知り合う。当時石は大手自動車販売会社の営業社員だった栗山、日大中学の先輩で村本、後輩の金川の仲間で美容室の経営者、小田部たちと行動していた、その日も石は栗山と小田部を伴って、キャスリンと知子に誘われた六本木の全日空ホテル側のレストランに出かけていた。店を借り切って行われたフラメンコ・ショーのステージを見ていると、横に座っていた大糸製作所の小竹が、石に話掛けた。
 「 あそこにいるのが、リクロート事件の江端だよ 」
 石の直ぐ横にいた男を指してそう言った、小竹は慶応大学出身の品の良いすらっとした紳士であった、その反面リクロートの江端はその顔からはすでに生気を感じられなかった、小竹は続けて、
 「 あいつ、今日本で一番金持ってるぞ!! 現金で500億円は楽に持ってるよ!! 」
 その江端の横には、知子の父横尾と噂のある鈴木サノ子や、我納姉妹の姿も窺えた、ステージではフラメンコの悲しい音色とステップの音を響かせていた.....。

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後日知子に誘われた西麻布の店で東京電波の社長、前川福太郎と知り合い、その時同席していた西本流家元山元宗源、通称舞とも知り合うことになる、
 「 若い者同士仲良くしましょう!! 」
 舞は石に気さくに声を掛けてきた、
 「 こちらこそ宜しく御願いいたします 」
 石は新しく知り合う人たちに新たな希望を憶えていた。知子の父である横尾秀雄は赤坂のホテル新日本のオーナーでホテルが大火事で大惨事に見まわれた後はひっそりと余生を過ごしていた、知子の長男はラッパーの先駆者として有名なゼブラだった。産海新聞創業者を祖父に持つ前川福太郎も自らが社長をしていたゴルフ場経営の失敗から母体である東京電波の社長の責任を追求されていた、そんな問題が世間を騒がせている時期ではあったが、石は知子達が毎年夏に軽井沢で主催しているゴルフコンペには進んで参加していた、
 「 石君、女優の大川 智ですよ 」

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 小田部が前の組でプレーしている女優の大川を見て興奮していた、このコンペには大川以外にも歌舞伎の田川3兄弟や尾野枝菊介一家の姿もあった、石は財界と歌舞伎界が緊密関係にあることを知る。
 「 うちの別荘に遊びに来なさいな! 」

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 舞が石達を別荘に誘った、石は
 「 はい、遊び行きます! 」

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 石は、前川の後ろ盾が欲しかった、舞は前川とは一番親しい仲でもあった。
 「 舞姉!前川さんに後援会の会長を御願いできませんか? 」
 石は、品川選挙区に鞍替えをして次の都議会選挙を前川の後ろ盾で戦おうと考えた、
 「 前川は名前だけなら良いわって言ってますよ! 」
 「 ほんとですか、ありがとう御座います 」
 石は、舞の気持ちが嬉しかった、もちろん前川の好意には脱帽だったが、何よりも舞の気持ちが嬉しくてしょうがなかった.....。

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イメージ 11イメージ 6                                   















*平成13年 4月 励ます会
posted by 石君 at 15:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説、石君 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする