2018年01月22日

歓迎する..


  スイス・ロザンヌで開かれたIOCと南北関係者らの4者協議で、北朝鮮の平昌冬季五輪の参加がすんなり決まったようだ。私はこれを素直に歓迎する。この決定をもたらしたバッハ会長の政治的指導力に敬意を表する。北朝鮮が冬季五輪に参加することになったからと言って、南北融和に結びつくとは限らない。ましてや北朝鮮有事の危機が去るわけではない。しかし、今回の北朝鮮参加の決定は、それらすべてにつながる 「 希望 」 の第一歩だ。願わくば、北朝鮮の参加が本当に実現し、そのことが平昌冬季五輪の成功に寄与し、平昌冬季五輪が世界のスポーツファンに感動を与えるものになって欲しい ... 。


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  引き続き、文在寅大統領には、北朝鮮参加の実現に向けて、忍耐強く、その政治指導力を発揮してもらいたい。制御できない金正恩に対しては、自らの言葉通り、同じ民族に敵対する愚をおかさないことを願うばかりだ。韓国野党は、いくら野党だからといって、政争の具に使う愚を犯さないでもらいたい。韓国世論は、つまらない事で文在寅大統領の足を引っ張るような真似はしないでほしい。いまこそ民度が試されていると思った方がいい。そして、もし隣国の冬季五輪開催を喜ばず、今度のIOCの決定に失望する日本国民がいるとしたら、彼らは、根本的に考え方が間違っている、不健全で不幸な者たちだ。その先頭に立つのは、もちろん安倍首相である ... (転載記事) 、

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  IOCの北朝鮮参加決定を歓迎する〜 ん〜 上記転載記事の筆者が唸ってる通り隣国の五輪開催やIOCの決定に失望する日本国民がいるとしたら不健全で不幸な者とまでは言わないまでも確かに如何なものかと考えたくもなりますね、明治維新以降の政治は何も変わらないのに日本は否日本人はこの20年位の間に変化 ( 洗脳 ) して来たのか解らないが旧態依然の総理総裁をほんとか嘘か支持している “事” が不思議でならないこれは他ならない創価学会・公明党がその要因である “事” に間違いはないであろう。その最強の支持層からトランプ大統領に媚売って命乞いした誰かさんを 「 可笑しくない!? 」 と疑問視する声が出始めているのも判る気がします、兎に角南北朝鮮半島の平和は在日朝鮮・韓国人の問題でもあるのだから平和の政党公明党も然り在日の会員を多く有するその支持母体創価学会の重要な課題でもあることを忘れてはいけないと不肖小生も思います 。。。




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2017年05月08日

新たなスタート..


  韓国政治を専門とする李官厚研究教授へのインタビュー第三弾は、韓国の民主主義の今後について聞いた。大統領の弾劾を経て民主主義が生き返ったかのように見える韓国も、遠からず民主主義への懐疑に陥る可能性が高いという。それを乗り越えるためには、有権者から市民への転換が必要だと語った。( ソウル=徐台教 )


  李官厚 ( イ・グァンフ ) 教授プロフィール

  1976年10月生まれ。西江大学政治外交学部、同大学院修士課程卒業。英国University College Londonで政治学博士を取得。現在、西江大学現代政治研究所研究教授。過去、2人の国会議員の下で合計6年間のあいだ補佐陣を務める。「 良い代議民主主義はいかに可能か 」 が研究テーマ。研究の傍ら、西江大、慶煕大などで講義を行う。

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李官厚研究教授。進歩派の政治学者に分類されるが、陣営論に捉われず鋭い批判を行うことで知られている。4月28日筆者撮影。


  ●韓国の 「 保守派 」 と 「 進歩派 」 とは


問 : 民主主義について聞いていきたいが、その前にまず、韓国の 「 保守 」 と 「 進歩 ( 革新 ) 」 について教えて欲しい。読者からの質問が最も多く寄せられる部分だ。

李 : 韓国が他の国と違うのは 「 南北分断 」 があるという点だ。その上で定義する。

保守は 「 反共主義 」、「 反北朝鮮 」 が核心的なアイデンティティとなる。一般的な保守が持っている 「 伝統に対する守護 」、「 個人に対する尊重 」、「 共同体主義 」 などを探すのは難しく、国家主義が強い。

こうした保守の特徴を最もよく表しているのが洪準杓 ( ホン・ジュンピョ、64 ) だ。彼はこれまで70年間続いた韓国の保守主義の主流といえる。保守層は、反共、反北朝鮮なので、米国に対する強い愛着心がある。さらに韓国が危機に陥った場合、( 朝鮮戦争時のように ) また米国が助けてくれるという心情がある。もともと保守は愛国主義であるため、他国に依存することはないのに不思議である。

さらに極端な市場放任主義が特徴として挙げられる。これは1987年の民主化以降、保守のイデオロギーになった。理念的な根拠があってそうしたのではなく、米国式に従っていくために自然とそうなる。また、反共主義があるため、社会民主主義に対する極度の警戒心を持っているのも特徴だ。

進歩派も分断の影響がやはり強い。87年以前には 「 社会主義 」 という言葉を使えなかった。当時は 「 民主主義 」、「 反独裁 」 が強かった。反共の名分で独裁政治を行っていることに対する反対運動と位置付けられる。

87年以降は多少自由になり、現在の正義党や沈相奵候補のような社会民主主義的な部分が少しずつ育つ。しかし韓国社会で依然として禁止されているのが、親北朝鮮、親共産主義だ。これらは許容されない。2014年12月の統合進歩党の解散がいい例だ。

保守と進歩の中間に立っているのが文在寅氏と安哲秀氏だ。この二人を私は自由主義と見る。より進歩的な自由主義が文氏で、保守的な自由主義が安氏、安氏より少し右に劉承旼氏が、最も右に洪準杓氏がいる。そして文氏の左に沈相奵氏という枠組みははっきりしている。


  ●ろうそくから大統領選まで 「 省察 」 不在 今後は有権者から市民へ


問 : 今回の大統領選を 「 市民不在の大統領選挙 」 と評す向きが強い。どう思うか。

李 : そういった側面が強くある。市民による政治と 「 ファンダム政治 」 の差を指摘しているものだ。振り返ると 「 ろうそくデモ 」 の意味は2つあった。

まず、祝祭の場としての 「 ろうそく 」 だ。あの場には多様な候補を支持する人が集まっていた。しかし祭りが終わって家に帰ってみると、支持する候補者だけが正しいと言う風潮がとって変わった。

こういう話をたくさん聞いた。2,3か月のあいだ週末ごとにろうそくデモの現場で会って、韓国の新しい政治について悩みを共有し、お互い合意点があるかのように話してきたのに、選挙戦が始まるやいなや、片や文在寅支持、片や安哲秀支持に分かれた。

文氏の支持者が安氏の支持者に対し 「 なぜお前が 『 ろうそくを掲げた 』 と言えるのか 」 と罵ったりもした。逆に安氏の支持者は文氏支持者に対し 「 この 『 ムンパ ( 文派 ) 』 め。こんな奴らがろうそくを掲げていたとは思わなかった 」などとやり返した。



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輪になって弾劾訴追案可決の喜びを分け合う女性たち。底抜けの笑顔がまぶしい。昨年12月9日国会前で撮影。


問 : まさに 「 ファンダム政治 」 で、想像以上に冷静な議論がなかった。

李 : 結果論になるが、「 ろうそくデモ 」 は祭りであると同時に、省察の場であるべきだった。政治家を盲目的に支持してきた投票のかたち、有権者としての姿を反省する場になっていればよかったが、それが無かった点が惜しい。

この事がその後の大統領選挙に影響している。共に民主党の予備選候補たちや安哲秀候補は、韓国政治を一段階成熟させるために、自身の支持者を上手に導く機会として予備選を活用するべきだった。

自身の支持者が相手側の候補を非難・嘲弄をする時に 「 争うためにろうそくを持ったのか。お互いを認めつつ政策や人物で比較し競争してこそ、ろうそくが望む民主主義ではないか 」 と方向を修正できたならば、支持者達はそれを受け入れたと思う。

だが実際は、候補者みずから 「 私は知らない 」 と述べ、暗に 「 攻撃 」 をそそのかした。最後まで 「 ファンダム 」 から 「 市民政治 」 の水準に引き上げることができなかった。

だからこそ、選挙後に省察が行われるべきだ。ファンダム政治が韓国の政治発展の足を引っ張っている。

今後は有権者から市民への転換が大変重要だと見る。有権者の核心は 「 票を誰に入れるか 」 だが、市民の政治意識はそれを超える。だれに入れるかではなく 「 どんな理由で入れるか 」 が重要だという意識がそれだ。この意識転換が 「 ろうそくデモ 」 と 「 選挙 」 の二つの過程で無かった。

また、現在はカリスマのある強いリーダーを望む風潮があるが、これは民主主義的なリーダーシップではない。対話と妥協を通じ問題を解決するのが民主主義が求めるリーダーシップだ。これをできる政治家が進歩と保守、双方で増えるべきだ。


  ●政治効能感と民主主義への懐疑


問 : 今回の一連の大統領選挙の過程で得たものは何か。

李 : 市民が直接動いて政治的に大きな変化を作り出したという 「 政治効能感 」 が大きく高まった点だろう。ろうそくデモは08年にもあったが、当時は特に得たものがなかった。そして08年以降、市民の直接行動が停滞することを憂慮する声が高まっていった。

朴槿恵政権が問題が多かったにも関わらず静かだったのが 「 ろうそくデモ 」 を機に変わった。これからも希望を持てるようになった。制度政治に問題があるときは、市民が直接行動に出るべきで 「 何かを変えられる 」 という経験を蓄積した点はとても大きい。

これらの経験を通じて、政権交代という変化と、市民社会の覚醒を要求する様々な試み、例えば市民議会や選挙制度改革など、市民の関心が低かった部分への関心が増え、政治に関心が高まった。

問 : 韓国の民主主義はどこに向かうべきなのか?

李 : 私は学生に民主主義を教える際に 「 民主主義の実態は美しいものではなく 『 泥沼でお互いもつれあい、もがきながら一つの問題を高尚でない方法で解決しようとするもの 』 と教えている。こうして経験を積んでいくのが民主主義だ。

また、苦痛に思える過程を我慢するのが民主主義だ。政治の発展に圧縮成長は存在しない。しかるべき過程を経て、泥沼が続くものだ。民主主義には白馬に乗った超人は存在しない。

弾劾は悲劇的ではあるが、社会にとっては成長痛となる。 「 ろうそくデモ 」 を経験することで喜びや、達成感、政治効能感があったが、これが持続するのは難しいという点も学んでいくべき。87年の民主化運動時にはそれを学ぶことができなかった。

さらに87年を必要以上に美化することが、その後の民主主義に悪影響を与えた側面もある。独裁者を追い出したからと、社会が突然よくなるものではない。逆に見ると、その前に独裁者と少数の者が決めていたことを国民が決めるという宿題が出されるようなものだ。「 なぜ前に行けないのか 」 という悩みを持つのは当然だ。

今年、来年と大変な時期になるだろう。この時期に市民を政治嫌悪に戻らせてはならない。「 あれだけ頑張ったのに、政治なんてこんなものに過ぎないのか 」 と、唾を吐いて政治から離れさせるのではなく 「 もともとこれも、私たちが受け止めるべき過程だし、ここまでやってこそ我々の民主主義が一歩前進する 」 という点を悟る、一つのきっかけになれば非常にいいと思う。


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                肩車の上から声をあげる少年。昨年12月5日筆者撮影。


問 : そう説得させるのは誰の役割なのか。大統領が説得する場合には 「 お前こそしっかりしろ 」 と言われてしまいそうだが。

李 : 市民社会がその役割を果たすべきだ。今年の下半期からは大きな危機が来る。政権の危機ではなく、民主主義への懐疑が来ると見る。世界的に過去30年間、先進国で民主主義の信頼が約半分へと急激に低下した。韓国はまだ信頼があるが、今年の年末に訪れる大きな危機を防ぐのは市民社会だ。

これと関連し、民主市民教育が 「 ろうそく 」 以後、脚光を浴びている。87年の民主化以降、市民の民主的力量を育てていくという部分を喪失してしまった。有権者の水準が高くないため、候補者の水準もそれに従わざるを得ない。これを変えていくために市民教育が必要だという合意ができてきたのは望ましい部分だ。

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一時間半におよぶ李官厚研究教授のインタビューをできるだけ収録したが、これまでなかなか表面化せず、意識できなかった問題が浮かび上がってきたはずだ ... (転載記事) 、

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  5月9日の選挙、10日の大統領就任を経て、新たなスタートを切る韓国を判断する一つの指針にしていただけたら幸いでである〜 ん〜 北の騒ぎでちと薄くなってる韓国の大統領選挙だけど “韓日米” の関係はこの先もセットで思考しなけりゃいけない政策案件北の動向も重要だけど韓国の大統領が誰になるのかは日本人にとっては大事なことだだってお隣さんだもの、と不肖小生も思います 。。。

posted by 石君 at 18:58| 東京 ☀| Comment(0) | コリアン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月14日

韓国人の宿命


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  ● なぜ韓国の国民は 格差問題に激しく反応するのか

 韓国では、崔順実容疑者の国政への関与と大統領府が絡んだ収賄疑惑で百万人規模の朴槿恵大統領退陣要求が発生した。そのため国会で朴大統領弾劾が決議され、大統領職は停止されている。現在、憲法裁判所の裁判と特別検事による捜査が続けられており、憲法裁判所で弾劾が可決されれば、朴大統領は失職し、2ヵ月以内に大統領選挙が行われる。

 現在立候補すると見られている人々は、黄教安大統領代行を除くといずれも反朴の野党系であり、新政権の下では北朝鮮との融和姿勢や日韓関係への強硬な姿勢が懸念されている。

 朴大統領が弾劾されたのは、数百万といわれる市民のデモである。5000万人の国民によって選出された大統領が、支持率が5%前後に落ち込んだとはいえ、本人の有罪が確定していない時点で、一部の市民のデモで退陣に追い込まれるのは民主主義国家と言えるのか疑問が提起される。日本でこのようなことが起きることはないであろう。

 しかし、韓国はこれが現実である。その背景として、「7放世代」(格差社会によって、就職、恋愛、結婚、出産、マイホーム、夢、人間関係という人間として基本的な希望を失った世代)の存在や、政界と財閥の癒着、崔順実容疑者の娘の不正入学などの問題が指摘されている。

 とはいえ、格差はどの社会でも多かれ少なかれ存在する問題であり、何故韓国の国民が他国とは比較にならないほどこのように激しく反応するか、それは韓国社会の実態を見ないと理解できないと思う。

 私は、韓国人に生まれなくて本当に良かったと思う。韓国は過酷な競争社会である。大学の受験戦争、就職難、結婚難、老後の不安、OECDの中で最も高い自殺率……。加えて男性が虐げられた社会である(女性はそうは思わないかもしれないが、男性にとって悲しい現実)。

 私は、日本で試験に合格して外交官になり、最後には大使にもなった。しかし、韓国に生まれていたなら、その過酷な競争社会のプレッシャーに勝てなかったかもしれない。家族全員で、子どものために大変な犠牲を払っても報われない現実。しかし、一部のエリートはそうした競争を回避していい思いをしているとの羨望。そうした不満が鬱積しているのが韓国社会である。

 そうした現実の中、朴大統領は経済民主化を旗印に、格差是正を公約して大統領に当選した。しかし、そのスローガンはいつの間にか消え、密室の中で大統領が正体不明で胡散臭い崔容疑者に操られて国政を危うくし、政界と財閥が癒着して一部の人だけが良い思いをしていると、失望感が広がっていた。そのため、崔容疑者の事件がなくても次の大統領選挙では野党が有利と言われてきた。

 韓国は隣国であり、北朝鮮という脅威に対抗するためには否が応でも付き合っていかなければならない国である。そうした国とどう向き合うべきか考える前提として韓国社会を見てみたい。

● 人生を決める大学受験 常軌を逸した教育費

 韓国ではどの大学を卒業するかによって「人生が決まる」と言われており、大学進学率は短大・専門学校を含めると80%台(日本は約50%)という超高学歴社会である。

 韓国で日本の大学入試センター試験にあたる「大学修学能力試験」が行われる日には、パトカーがサイレンを鳴らし遅刻しそうな受験生を試験場まで連れていく、ヒアリング試験の行われている約30分間は飛行機の離着陸まで禁止される、という日本では考えられないことが起きている。大学入試は、各大学でも内申書を参考とし、面接、小論文の試験を行っているが、「大学修学能力試験」の成績の占める割合は高く、高校3年間の努力が一日で決まるのである。

 しかもその努力たるや。高校生は、朝、2つの弁当を持って登校する。放課後、夜の10時まで図書館に籠って自習し、その後は「学院(ハグォン)」で勉強を続ける。まさに人生を懸けた戦いである。

 しかしその戦いは受験生ばかりではない。韓国では、受験戦争の弊害を和らげるために1974年に「高校平準化」を導入し、中学、高校受験をなくして、抽選で地域の高校に振り分ける方式を導入した。しかし、規制の強化で受験戦争の弊害を取り除くことはできない。代わりに課外授業が活発となり、家庭に収入に占める教育費の割合は一層高まった。韓国では家庭教師に月100万ウォン、150万ウォンを払っても1科目か2科目であり、有名教師ならもっと高くつく。学院(ハグォン)という塾でも週2〜3回の進学塾的なところで月30〜50万ウォンくらいになる。

 韓国で、中流といわれる家庭では月収が月300万ウォン程度であるから、そこから一人の子どもに月100万ウォンを払う家庭の生活はどうなるのか。少し収入の多い家庭でも余裕はない。小学校から母子で海外に留学する子も多く一歩でも先に出ようとする。韓国では、共稼ぎをするか、借金をするか、財テクで成功しないと子どもを大学にやれないのが現実である。

● サムスンの就職倍率は700倍 過酷な就職事情

 韓国では、このように苦労し大学を出ても厳しい現実が待っている。

 韓国は主要財閥10グループの総売上高がGDPの約75%を占める。しかしソウル大学を卒業すれば、サムスン電子や現代自動車に就職できると期待しても、全求人のうちそうした財閥系企業が占める割合は1%に過ぎない。ある程度の企業に就職しようとすれば、TOEIC800点以上は最低条件、大手企業ともなれば900点以上が必要である。入社試験の倍率はサムスン電子では700倍といわれている。

 2015年の韓国の若年失業率は9.2%と史上最高を記録している。ソウル大学の卒業生でも就職率は50%といわれ、就職できない人は、大学院に行くか、海外留学するか、親族企業で働くか、就職のための留年をするかである。そうした余裕のない人は非正規社員として働くしかない。その割合は正規社員よりはるかに高いのが現実である。

 韓国人は非常に見栄を張る人々である。自分が期待する就職先が得られないと、あたかも落伍者のような気持になる。ソウルの日本大使館で、電話交換兼受け付け業務の職員を募集したことがある。一人の応募に対して30人ほどの応募があったが、その応募者は、日本語はもちろん英語もでき、日韓関係に関する質問も的確に答えていた由である。韓国の名もなき中小企業に就職するよりも、日本大使館の方が恥ずかしくないということのようである。

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● エリートでないと結婚も難しい 過酷な結婚事情

 韓国では、大学を出ていないと結婚も難しいといわれる。しかも、いい結婚相手を見つけようとすれば、一流大学を出て、一流企業に働いていないといけない。結婚に関わる経費も膨大である。新居は新郎側、家財道具は新婦側が持ち寄るのが習わしである。新居がないと嫁をもらえない、新婦側の家財道具や持参金が足りないとして離婚するケースも生じっている。

朝鮮日報が「親の涙で挙げるウェディング」という見出しの特集記事を掲載したが、それは親の全財産をはたいても結婚費用が足りず、多額の借金を背負うことになった話である。韓国は体面を重視するため、派手な結婚式をしたがる。しかし、そのことが韓国人の生活を苦しめているのである。

 経済的理由から「非婚」を選ぶ人も増えている。就職が厳しいので安定した収入がない、結婚の費用が賄えない。

● 子育てで散財の末 過酷な老後の事情

 韓国では、子どもの教育費に散財し貯えの乏しい家庭が多い。加えて子どもの結婚費用にそれまでの蓄財を使い果たし、借金までする親がいる。2014年に基礎年金制度が発足し、所得が下から70%までは月に10〜20万ウォンが支給されているが、国民年金や公務員年金を受給する高齢者はわずか32%である。

 高齢者の収入を比較すると日本は16万円、韓国は36万ウォン(3万6000円)であり、高齢者の貧困比率は48.6%である。日本では、高度成長期に会社勤めをしていた人ならば、国民年金と厚生年金に加入していたはずである。韓国では、非引退世帯の12%は国民年金・退職年金・個人年金のいずれにも加入していない。

 韓国では、高齢者の生活費の53.1%は働いて得なければならない。日本の高齢者の経済活動参加率は28.7%だが、韓国では41.6%と高い。しかし、40歳を過ぎて早期退職をした後雇ってくれるところはない。その多くは、単純労働や農林水産業である。

 飲食店や商店を起業する人もいるがその多くは失敗し、老後の貧困に拍車をかけることが多い。韓国は儒教社会である。以前であれば、子どもが親の面倒を見た。しかし、今は子どももその子どもの教育費でアップアップしている現実がある。親の面倒は見てくれない。

 一生子どものために働き、子どもには面倒を見てもらえない。50代で退職してお金がなかったらどうするか。30坪のマンションを売って10坪のマンションに引っ越し、その差額で生活していくしかないというのが現実である。

 2011年の65歳以上の高齢者の自殺率は人口10万人あたり、韓国81.9人、日本17.9人であり、韓国はOECDの中で1位である。韓国で老後を送りたくないものである。

● 徴兵制が生んだ男女格差 過酷な韓国人男性の実態

 これは番外編である。意外と知られていないが、昨年、韓国外務省の合格者の7割超が女性であった。一般的に筆記試験の成績を見ると女性の方がいい。しかし、韓国の状況は驚きである。他の国家試験についても資料はないが、同様な傾向だと聞く。

 その一つの要因は、男性に科された徴兵制ではないか。男性が兵士に取られている間に女性は試験準備をしている。ある時、韓国の人に、女性についても同じ期間、社会奉仕活動に従事してもらうかしないと、男性はますます不利になるのではないか、と問うたことがある。その時の先方の答えは、そのようなことを言えば、女性団体の激しいバッシングを受ける、「それならあなた、子どもを産んでごらんなさい」と言われれば、答えようがない。

 韓国ではますます女性が男性よりも高い地位に就いていくのではないか。

 男性にとって何より不幸なことは、「キロギアッパ(雁になった父)」と呼ばれる現象である。子どもの教育のため、母子で幼少期から海外留学をする。父親は韓国内に残り、インスタント食品を食べながら、せっせとお金を稼ぎ仕送りをしているのである。それでなくても子どもができると家の中で居場所のない父親がいるのに、幼少期から子どもと離れているとますます、家庭の中で存在感をなくしていく。

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● 超競争社会に対する不満が 日本に飛び火

 このように、韓国の中で、競争し成功を収めていくことは並大抵のことではない。韓国ではなく日本に生まれたことをつくづく幸せに思う。

 競争社会の中で必死にもがいても報われないとの不満。その不満が朴大統領に向いているというのが今の韓国の状況である。さらに、その不満の対象である朴大統領が在任中、日韓関係を改善しようとしてきたことから、攻撃の先が日本に飛び火しているのであって、朴大統領とはかかわりのない歴史問題、政治問題以外について韓国人の対日感情は決して悪くない。

 次期大統領については、今の候補者の顔ぶれから見て、誰がなっても日韓関係は一層厳しくなると思われる。しかし、朴大統領という不満の対象がなくなれば、あるいは現在の格差問題が多少でも和らげば、そこから別の可能性が芽生えてくるかもしれない。

 いずれにせよ、韓国をより客観的に、より深く理解することが重要である。

 (元・在韓国特命全権大使 武藤正敏氏の文転載 )

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  「 韓国人に生まれなくて良かった 」 元駐韓大使が心底思う理由〜 ん〜 フェイクか? 「 金正男 ( 金正恩の義兄 ) が暗殺された 」 そんなニュースが日本中を駆け抜けてるバレンタインディ武藤元韓国大使は “韓国人に生まれなくて良かった” と胸中を某誌に搭載、同民族が分断されている社会の現実を率直に語ってる。職務停止という前代未聞の朴槿恵大統領一つ見ても韓国 ( 韓国人 ) という国の宿命を感じずには入られない何時か韓国 ( 韓国人 ) の在日本国大使が “日本人に生まれなくて良かった” そんな時代が来ない事を祈る。しかし首都東京の中心から皇居越しに見る富士山は相変わらず “凛” として見える 。。。
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